2023年4月29日、カプコンがスト6のクラック版についての声明を発表しました。
カプコンによると、公式声明以降もクラック版を所持・プレイしていることが確認された場合、厳重な処罰が下るとのことです。
カプコンの公式声明
クラック版の経緯と拡散
2022年10月の第1回クローズドβテストの際にソフトを改ざんしてオフラインでプレイできるクラック版が作成され、海外を中心に出回っていたようです。
このときからクラック版の問題は一部の人々には知られていたものの、今回はプロゲーマーのももち氏が配信でクラック版をプレイしているユーザーとそれに沈黙しているカプコンを批判したことをきっかけに話題が拡散され、カプコンが声明を出すに至りました。
ももち氏の発言と反響
ももち選手がスト6クラック版に物申す「クラック版やってる奴は永久追放でいいと思う。緩くね?さすがに」「海外の一部プレイヤーは配信で映っちゃったとか、ツイートとかもしてる」 : チゲ速
ももち氏の発言を受けて、比較的MODやクラックにルーズな海外ユーザーの一部から反発する意見や、プロゲーマーのPunk氏が配信でクラック版を映してしまったことが掘り返されるなど、波紋が広がりました。
スト6の賞金制大会とクラック版の問題
なお、2022年12月の第2回クローズドβテスト中にLI Joe氏が賞金制トーナメントを開いた際には、Chris T氏がクラック版をプレイして経験値面で優位を得ていたことに批判が集まるという騒動があったようです。
スト6では高額賞金制大会が予定されているため、クラック版を隠れてプレイしているプロもいないとは限りません。
しかし、クラック版は取り締まることが難しいためカプコンも対応に苦慮しているかと推測されます。